ちょっと乗り遅れた感
があるけど、久しぶりにラノベで良い作品引いたので、珍しく連続更新。
今日の買い物或いはそんな自分に腹が立つ、のこと。
※ネタバレ全開なので注意。
- 作者: 犬村小六,森沢晴行
- 出版社/メーカー: 小学館
- 発売日: 2008/02/20
- メディア: 文庫
- 購入: 59人 クリック: 1,482回
- この商品を含むブログ (441件) を見る
最近、というか、ここ三四年、ライトノベルは殆どチェックしてなかったというか、川上氏専門だったというか、後は仕事で必要に駆られて読んだとかそんなのばっかりだったので、新規の発掘、というのを行ってなかった訳ですよ*1。
なので、サイトチェックもしてないし、メタゲームの理解も商業的なものだった。
だから、埋もれた良作というものを見落とす訳で。
言い訳終了w
閑話休題。
本当、今日通勤中に何の気無しに手にとって読んだ。
目的地に着く頃には読み終わってたぐらいの感覚。
ラノベの空戦物に余り良い記憶なかったので、正直期待せずに読んだのが良かったのかも知れない。
フラットな感覚で読めた。
まぁ、ありがちといえばありがちな展開で、王道も王道*2なのだが、最近、ここまで基礎がしっかりした作品を読んだ記憶が無い。
なので、ベタでも内容に引き込まれる。
最後、どっちに持って行くかな、と思ったが、ラノベらしく無い方向に持って行ったのも好ましい、というか新鮮だった。
私見ではあるが、ライトノベルは殻を破るもの、という考えが自分の中にあって、外的内的要因によってブレイクスルーするところにカタルシスを感じる、というか面白さがあるのかな、と思っている。
しかし、この作品からは最近のラノベにはない、古風な印象を受けた。
語弊はあるのを承知の上で言うなら、私小説に近いのかな、と。
ラスト、シャルルの生死は解らなくなるが、エピローグを見る限り、勿論ファナは生存している。
で、歴史小説として、この作品は刊行された云々があって、タイトルが「とある飛空士への追憶」
で、当事者以外知り得ないことも多々書いてる訳で。ならば、これはファナの私小説だ、と捉えることも出来る。そりゃ、私小説的な作りにするよな、とか一人で納得したり。
…というぐらい、久しぶりに色々妄想*3するぐらい引き込まれる作品でした、ということで。
以下、小ネタ関連というか軍ヲタ的思考。
・一部全く説明もなく所謂軍事用語が使われている所が気になった。撃発が炸薬弾に弱い理由とか説明全くないし*4。
・空母中心の輪形陣とか色々ニヤニヤする用語があって、作者とは趣味が合うなとか色々。
・やっぱり空の騎士道は爽やかであるべきだ。
・ビーグルがリヒトフォーフェンなのは確定として、シャルルは誰だろう?ハルトマン?いや名前的にマルセイユか?
今日のまとめ
今日はここまで。
久々に、はしゃいだというかなんというか、ということで一つ。