皇国の守護者(9)

皇国の守護者〈9〉皇旗はためくもとで (C・NOVELSファンタジア)

御大久々の新刊。久々と行っても御大時間軸ではかなり早い方か。
ストーリー的には一区切りついたのかな、と。このまま放置プレイだけは勘弁して欲しい。
って本自体の感想じゃないな。
閑話休題。
今卷は佐脇の脱出の下りと駒洲公の悔恨の下りが秀逸。
佐脇〜の部分は淡々と描写しているところが悽愴さを書き出している。
巻を追う毎に主人公のアクの強さが失われているのが残念だが。
脇がそれだけ書き込まれてきた、ということで作品としての完成度は上がっている。
とにかく、次作を早く出して頂きたい。

評価点→7.5