今日の川上稔氏関係

読了。500p越えはかなり読み応えがあった。
購入時に平積み2列で陳列してあったので「ああ、売れ筋で大量に仕入れたんだ」とか思っていたのだが、よく考えれば他と厚さが全く違うので高さ的なバランス取る場合、2列に並べるしか方法がない、と言う事に気付く罠。
三明の科白を借りれば「何事もバランス」ということだろうか。
こんな所にも伏線が。

閑話休題
12番目のGの存在が大暴露されたり暴露したハジ義父さんは呆気なく論破されたりと色々急転直下な展開ですが。
ハジ義父さんは中東戦争とか中国共産党の歴史等を学習する必要があるな、と。
余りに稚拙な論法だったので。無差別テロを行うとしながら「Low-Gの人間をも大事に思っている!」は論法として全く駄目だろう。
まぁ、物語上、論破されるべき存在だから仕方ないであろう。
今巻は「美学」というものが重視されたものだと思う。四兄弟の「滅びの美学」、佐山の「悪役の美学」。何時にも増して「佐山の姓は悪役を任ずる」が説得力があった。
趙先生の最期は映画の1シーンの如く、美しくまとまった。
あと、意外に風見復活があっさりと。もう少し引っ張るかと思っていたが。
今回、ネタは少なかったが原川&ヒオはお色気担当ということで固定しつつあるな、とか美影さんが割とコメントがセメントだったり、大城全部長のさたでーないとふぃーばーのポーズが意外にも似合ってたり、剣神復活も一瞬で出番終了で全米土下座、しかも全裸でとか色々有りますが。
とにかく今回は全体的なレベルが高かった。最終巻のような盛り上がりだがこれでもまだ途中、ということが楽しくて仕方がない。
著者近影を見る限り、次で最終章、10〜12月で上中下刊行、という予測を立てて今回の感想としたい。
久し振りに心地よい疾走感だったということで。


今日はここまで。
3回目書き直しは大変というか飽きてくる、ということで一つ。